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第31戦闘攻撃飛行隊 (アメリカ海軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第31戦闘攻撃飛行隊
かつて在籍していたVF-31のF-14
創設 1935年7月1日
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
軍種  アメリカ海軍
任務 対空・対地攻撃
基地 NASオシアナ
渾名 トムキャッターズ
作戦機 F4B (退役済)
F3F (退役済)
F4F(退役済)
F6F (退役済)
F8F (退役済)
F9F(退役済)
F2H(退役済)
F3H(退役済)
F-4B/J(退役済)
F-14A/D(退役済)
F/A-18E
主な戦歴 第二次世界大戦
朝鮮戦争
ベトナム戦争
サザン・ウォッチ作戦
イラク戦争
識別
バッヂ
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第31戦闘攻撃飛行隊(だい31せんとうこうげきひこうたい Strike Fighter Squadron Three One)はアメリカ海軍の戦闘攻撃飛行隊。ニックネームはトムキャッターズ(Tomcatters)。VFA-31と表記されることが多い。フィリックスのマーキングで知られている。1935年に創設され、4度の隊名変更を経て現在に至る。VFA-14英語版についで2番目に古い飛行隊である。

隊史

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創設~1980年

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第31戦闘攻撃飛行隊(以下VFA-31)は1935年7月1日にVF-1BシューティングスターズとしてF4B装備で発足した。その後、1937年に隊名をVF-6に変更し、装備機もF3Fに機種転換している。太平洋戦争開戦時にはF4Fワイルドキャット装備の飛行隊としてエンタープライズ艦上に展開していた。1943年7月のF6Fヘルキャット導入時にVF-3英語版と隊名を交換し、トムキャッターズとなった。フェリックスのマーキングはこの時から使用され始めた。この際、元VF-3であるVF-6もフェリックスのマーキングを使用したため、1945年10月にVF-6が解隊されるまでどちらの部隊のマーキングか論争が続いた。1946年F8Fベアキャット導入時に隊名をVF-3Aに変更し、1948年8月7日に再度隊名を変更しVF-31となった。朝鮮戦争にはF9Fパンサー装備で参加している。その後、1952年にはF2Hバンシー1957年にはF3Hデーモン1966年にはF-4ファントムIIと次々に機種転換を行い、ベトナム戦争にも投入されている。また、VF-31は第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の3つの戦争で敵機撃墜を記録した唯一の海軍飛行隊である。

1981年~現在

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VF-31は1981年6月4日F-14トムキャットへ機種転換し、同時にTARPSの運用を開始した。1983年ジョン・F・ケネディに搭載されて行った地中海クルーズではレバノン国際連合レバノン暫定駐留軍支援のため、レバノン、シリアのTARPS偵察を何度か行った。同年12月3日の偵察飛行では、ベッカー高原に設置されたシリア軍の対空陣地から対空砲及びSA-7地対空ミサイルから攻撃を受けたが、どちらも命中せず、F-14は無事に帰還した。これに対する報復としてジョン・F・ケネディのVF-11英語版とVF-31、インディペンデンスVF-14英語版VF-32英語版の護衛により、VA-85英語版VA-15英語版がSAMサイトを攻撃し、A-6イントルーダA-7コルセアII各1機を失い、墜落機の捜索に出たA-7も対空砲で1機撃墜されている。なお、VF-31はこの地中海クルーズ中に2機のF-14を非戦闘中の事故で失い、乗員2名が犠牲となっている[1]1985年4月から母艦をフォレスタルに変更し、VF-11とコンビを組んでいる。1992年から1997年まで一時的に太平洋艦隊に配属され、カール・ヴィンソンに搭載された。同時に機体がF-14Dへ更新され、LANTIRNの運用を開始している。その後は大西洋艦隊に戻り、エイブラハム・リンカーンに搭載されてサザン・ウォッチ作戦イラク戦争に従事し、イラク戦争ではVF-213とともに1,163回、計6,876時間にわたって作戦行動を行い、計9,500ポンドの爆弾を投下している。

VF-31は2005年9月から2006年3月にかけて、VF-213とともにセオドア・ルーズベルトに搭載された。同年3月10日までF-14を運用し、同年9月23日からF/A-18E スーパーホーネットへ機種転換してVFA-31となった[2]

ギャラリー

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脚注

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出典

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  1. ^ イカロスmook 世界の名機シリーズSE「F-14トムキャット」 Jウイング編集部 イカロス出版 95頁
  2. ^ イカロスmook 世界の名機シリーズSE「F-14トムキャット」 Jウイング編集部 イカロス出版 52頁

関連項目

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